平成22年秋号(vol.19)
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鳳鳴大滝 | ||
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平成22年ボランティア活動状況 | |
みやぎ会では、東北地方整備局が行っている「ボランティア・サポート・プログラム」の認定を受け、国道48号の清掃活動を行っています。 | ![]() ![]() |
大倉ダムは 昭和33年4月建設に着手し 昭和36年10月10日の3年6ヶ月で完成しています。当時としては異例の速さと思われます。それだけ技術力、予算的な処置が順当であったと思われます。名取川の治水計画は戦後のカスリン、アイオン両台風により改訂され大倉ダムの洪水調節は基準地点広瀬橋で4,000m3(立法メール)を2,700m3(立法メール)に低減するためダム地点で流入量1,200m3(立法メール)を800m3(立法メール)カットして400m3(立法メール)放流としている.そのためのダム貯水容量10,000千m3(立法メール)としています。昭和36年のダム完成から今まで約50年間ダム下流 大倉川、広瀬川、名取川において洪水被害は記録されてなく、ダムによる洪水調節効果が大であったと思われます。私の洪水の記憶は昭和29年6月の洪水であったと思われます。私の住んでいた近くの鳴合温泉旅館が流されるということで、親父をはじめ大人4、5人で建物が流されない様 何とかしようとしていた所に私が居た記憶があります。河床段丘に建っていた木造旅館は今にも洪水で土台が洗い流されそうな勢いでした。そこで大人は旅館にロープ巻き付け大きな石に縛り付け流されない様にしたのでした。結果的には洪水が治まり事なきを得たのでした。現在の広瀬川を見ると西仙台病院、広瀬高校下は堤防があります。角五郎、赤門花壇等、河床段丘にも住宅地と成っているところが多くなったように思われます。
話は変わりますが、ダムと観光を見ると我々ダム建設者は深山に雄大な湖面が出現し、静に春の新緑、秋の紅葉等、自然景観が一大観光地として地域に根ざすものと考えています。当大倉ダムも貯水池上流端に霊場「定義さん 定義如来 西方寺」があり、東北一円から信仰の御参りの人々が訪れています。定義さんに行くには大倉ダムのアーチのコンクリート、雄大な湖面を眺めながら行きも帰りも通ることになります。観光地としての大倉ダムは車で数分間止まり写真等撮ることはあっても長く居ることは余りありません。昔ダムができる前はダムサイトに、てんぐ橋があり其の袂にてんぐ茶屋があってトコロテンが有名でした 沢水で冷したトコロテンをテン突棒で突き出し、あおい杉の葉で栓をしたビンから 酢醤油をかけて食べたものでした。今は定義さんの三角あぶらげ、味噌おにぎりが有名ですが観光地にありがちな売れ筋になると値段を上げ味も何かイマイチのような気がします。ちなみに あぶらあげは当初は105円 味噌おにぎりは205円と安く美味しかったです。5円は御縁があるようにと言うことのようです。 今は高いだけでなく味もイマイチのような気がします。観光地として賑わいを期待するものです。
国道48号線熊ヶ根橋の大倉ダム入口の案内板に「二重式アーチダム 大倉ダム」いつの間にかダムの型式もダブルアーチで無くなっていました。
大倉ダム物語(完)
(記:高橋 成美)
平成21年春号から『会員の広場』と言うコーナーを設けましたので、会員のあなた様の”常々思っていること”、”あなたの周りのあんな事、こんな事”等掲載をしていきたいと思いますので、是非ご愛読よろしくお願いします。
平成19年春号で、旧宮城町―私の住んでいる町「愛子」を旧宮城町のあらましと題してお知らせしました。
また、平成19年秋号では<仙山線シリーズ>の中で陸前落合駅を中心に落合栗生地区を紹介しました。
あれから4年過ぎた現在、「愛子・栗生・落合地区」はどう変わったのか、
前回の平成18年(12月1日現在)には、世帯数が21,269世帯で、人口は63,189人住んでいました。
今回の平成22年(6月1日現在)では、世帯数が23,829世帯で、人口は67,181人であります。
単純に比較すると世帯数では、2,560世帯が増加しました。また、人口では3,992の増加であります。これから人口の伸びが期待されるのは、錦が丘方面であります。
小学校は、仙台市立広瀬小学校(明治6年6月21日開校)、仙台市立栗生小学校(平成4年4月1日開校)に加えて、生徒数の増加に対処して(平成21年4月1日)に仙台市立愛子小学校が開校しました。
中学校は、仙台市立広瀬中学校(昭和22年4月1日開校)1校なので、生徒数の増加に対処するため対策を検討中なのだそうです。
高等学校は、宮城県宮城広瀬高等学校と、仙台電波高等専門学校の2校で変化はありません。
駅利用乗降客の推移
愛子駅 | 落合駅 | |||
年 度 | 1日平均乗車人員 | 備考 | 1日平均乗車人員 | 備考 |
平成12年 | 2,939 | 2,597 | ||
平成13年 | 3,042 | 2,599 | ||
平成14年 | 3,099 | 2,592 | ||
平成15年 | 3,233 | 2,781 | ||
平成16年 | 3,245 | 2,875 | ||
平成17年 | 3,380 | 3,193 | ||
平成18年 | 3,358 | 3,350 | ||
平成19年 | 3,419 | 3,520 | ||
平成20年 | 3,458 | 3,581 |
愛子地区、栗生・落合地区も公共交通機関を、効率的に利用して発展している状況が読み取れたと思います。
担当:平野 多田夫
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