平成22年春号(vol.17) 

みやぎ会 鳳鳴大滝
鳳鳴大滝
みやぎ会の活動
平成22年ボランティア活動予定

みやぎ会では、東北地方整備局が行っている「ボランティア・サポート・プログラム」の認定を受け、国道48号の清掃活動を行っています。

  • 平成22年 4月 24日(土)
  • 平成22年 5月 22日(土)
  • 平成22年 6月 26日(土)
  • 平成22年 7月 24日(土)
  • 平成22年 8月
  • 平成22年 9月 25日(土)
ボランティア風景 ボランティア風景

自己紹介

前号(冬号vol.16)において新会長の新年のご挨拶を掲載いたしましたが、依頼する時のミスで自己紹介が抜けておりましたので、改めて新会長のプロフィールをご紹介します。

ボランティサポート後の集合写真より
【 ボランティサポート後の集合写真より 】
氏  名清水 昇
生年月日昭和14年7月4日
出 身 地秋田県仙北市(旧角館町)
職   歴
昭和33年東北地建採用
湯沢、企画部、岩手等に勤務
昭和54年 企画部電算情報課
昭和55年 本省道路局
昭和57年 関東地建
相武、大宮、千葉、道路部等に勤務
平成8年 長野国道で退官
同年 (財)先端建設技術センター
平成16年 (株)復建技術コンサルタント
現在に至る

1998年の長野冬期オリンピックの関連事業に関与するチャンスに恵まれて最後の勤務地の長野国道での2年数ヶ月は特に印象深いものがあり、今でも時々当地を訪ねて昔の思いにふけっています。


皆様すでにご承知と思いますが、私の故郷(角館町)を紹介します。

■ 小京都角館

秋田県仙北市の角館町は、仙北平野の北部に位置する城下町です。

玉川と桧木内川沿いに市街地が拓け、三方が山々に囲まれたこの町は、歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい、まさに「みちのくの小京都」と呼ぶにふさわしい風情を漂わせた観光名所です。

角館の今に続く町並みをつくったのは芦名(あしな)氏で1620年(元和6年)のことでした。町は「火除(ひよけ)」と呼ばれる広場を中心に北側は武家屋敷が建ち並ぶ「内町(うちまち)」に、南側は町人や商人が住む「外町(とまち)」に区分されました。

このかつての町割りが390年あまりたった今でもほぼ変わらず残っています。

「内町(うちまち)」は、築200年近い屋敷が建ち並び黒板塀に垂れ下がるしだれ桜が続きます。

この武家屋敷群の表通りは、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けており文化財として保護されています。

「外町(とまち)」は、「内町(うちまち)」と対照的にびっしりと商家などの町並みが続き、歴史を感じさせます。古い建物や土蔵も数多く残り、町の人はこの空間を大切にしながら店舗やレストランなどに活かしています。

(角館観光協会のご好意により当協会のHPから掲載させて頂きました。)

(みやぎ会 会長 清水  昇)


大倉ダム物語

大倉ダム物語(III) 〜宮城県から建設省〜

3年越しで懸案が片付いて事業主体が県となりましたが、当時は現在の様な請負化時代ではなく。半直営で事務 用地 設計 積算 現場監督の全てが半直営で職員が自ら実施し 請け負わせた調査 工事についても指導監督して居りました。測量や設計はもとより構造物のコンクリートの設計配合を現場配合にする等を付き切りで指導監督していました。また ダムの設計はアメリカの開発局が発行した、トライアルロードソメット法により直営で設計した。よって大倉ダム工事事務所職員は百人前後が組織されたと思われます。宮城県では種々検討の結果施工を建設省への代行の形となったものと思われます。当時は建設省 河川局 開発課の指導のもと鎧畑ダム、目屋ダム、皆瀬ダムとならび直轄施工となり基礎岩盤の堅硬なことから鳴子ダムで実績あるアーチダムへ型式を換えたものと思われます。何故 外の直轄ダムのように指定区間外指定をしない代行施工としたかは不明です。ダム完成後は県の管理として引き継いでいます。

建設着手前の話をもう少し続けると用地補償に絡む不祥事もあったようです、河北新聞の見出しのみ紹介とします。「代替地で八百万円の暴利」(大倉ダム汚職)「百万円の贈収賄判明」「供応に屈した小役人」「ブローカーだけか甘い汁」昭和33年6月18日の新聞に掲載されています。

昭和33年4月から私は中学生となり愛子の町にも大倉ダムの水没者と思しき人たちの住宅や貸しアパート等が建ち始めていました。中学2年の夏休みだったと記憶してますが、理科のS先生に誘われて10数km上流の大倉ダムサイトに行くことになり自転車で砂利道を1日がかりで見学しました。今も覚えているのはダムサイトの地質は安山岩であること(これはS先生に岩にも名があることの説明を受けました)と原石山からの骨材の運搬が索道でスキー場のリフトのように延々と運ばれていました。

大倉ダムの型式は、「当初ツインアーチダムで始まったが誤ってダブルアーチダム言ってそのまま一人歩きしてしまった。」と、当時の所長が何かに書いていました。私個人的にはイメージがダブルアーチでピッタリと思えます。中央にスラストブロックを設けアーチの支持を持たせる設計はデザイン的にも素晴らしものです。ダム建設中は当愛子までも発破の音が聞こえていました。今も時折ドーン ドーンと聞こえますがこれは王城寺ヶ原の自衛隊の演習の音です建設中も同じような音でした。

※参考資料

  • 河北新報  昭和33年6月18日
  • 長井氏  鳴子ダム 大倉ダムの設計
  • (写真) 「東北のダム」より東北地方整備局 河川部の許諾を得て掲載 

注:想定で書いた箇所も有りますので 間違っていましたら訂正の電話願います。

(記:高橋 成美)


家庭菜園で楽しみましょう

自分の家で食べる分を栽培するのと思いますので、庭に彩を添えるつもりで、気軽に取り組んでみましょう。

最初は、土作りです。よい畑土の条件とは

  • 水はけ(排水性)や水持ち(保水性)が良いこと。
  • よくこなれた肥料分(有機物)が含んでいる事と肥料持ち(保肥性)が良いこと。
  • 柔らかい土(適度な重さ)で通気性が良いこと。
  • 弱酸性から中性の酸度を持つこと(土の適正酸度)。
  • 清潔な土であること。

よい土を作るためには

条件を見ると相反することが出てきますが、例えば、水はけがよいと言うことはどんどん流れてしまうので水持ちが悪くなります。これを解消するのが、土の団粒構造と呼ばれています。

たとえてみればお弁当のご飯が普通に言われる単粒構造で、おにぎりにした時が団粒構造となります。これは通気性、肥料分とも関わりますが、有機物の堆肥、わらもみがら、腐葉土、ピートモス(酸度調整済みのもの)等を土壌に施し、微生物によって分解させ、良く耕すことにより出来る構造です。

そうすることにより大きな隙間の割合が多くなり、個々の団粒構造により含水性や肥料の保持性、通気性が良くなるのです。また、良く耕しているので土も適度な重さを持ち、軟らかくなります。

土の酸度については、元々日本の土壌は酸性になっている所が多いため、弱酸性や中性に戻すために石灰(苦土石灰や消石灰等)を施します。

この石灰の散布効果は、酸性の中和以外に有機物の分解促進、土壌粒子の団粒化微生物の繁殖の効果がありますが、連続して散布していると有機物の分解や消耗が激しくなって逆に土が固く締まってしまうので石灰を散布して荒起こしした1〜2週間後に完熟堆肥を施して、よく混ぜておくことも忘れないようにしておきます。

アルカリ性になってしまいますとなかなか元の土壌に戻すのは難しく、窒素、りん、カリの3要素以外に必要な微量要素(鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛等)の欠乏や濃度障害を起こしますので野菜達にはよくないので注意が必要です。

清潔な土とは,あまり説明がいらないと思いますが、病害虫が混ざった土というのは生育不良や病気の発生原因となることを意味します。

土作りが終わったらいよいよ植え付けですが、種蒔きが成功して、やがて訪れる収穫のことを大きく想像しながら、頑張りましょう。

野菜の収穫には種蒔き、定植等適期が大切になりますが、一覧にまとめてみました。

これらの情報は、農家の方や、一部インターネット、NHK趣味の園芸などを参考にしました。

(時期)◎:種蒔き○:苗定植☆:収穫
(時期は東北地方の平均値です)
野菜名1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
トマト
きゅうり
なす
ピーマン
とうがらし
トマト
ひとくちメロン
すいか
メロン
かぼちゃ
ゴーヤ
いちご
トウモロコシ
里芋
大根
人参
ごぼう
長芋
さつま芋
かぶ
ジャガ芋
白菜
キャベツ
ホウレン草
レタス
春菊
みつば
にら
シソ
アスパラ(2年目)
長ねぎ
玉ねぎ
さやえんどう
つる無いんげん
つる有いんげん

(記:情報提供  平野 多田夫)


会員の広場

平成21年春号から『会員の広場』と言うコーナーを設けましたので、会員のあなた様の”常々思っていること”、”あなたの周りのあんな事、こんな事”等掲載をしていきたいと思いますので、是非ご愛読よろしくお願いします。

「ソバ」と「ラーメン」そして「温泉」

一頃の私の休日の気分転換です。さらりと読み流せます。

「ソバ」

若い頃は、年越しソバなどと何かの節目に何気なく食べていたのだが、ある出会いによってやみつきになってしまった。

そのソバは、秋田ではお目にかかれない太くて腰のある(堅い)ものだった。 食べてみて即好きになって、ソバってこんなにおいしかったんだと惚れ込んでしまった。

それからというものソバは温かいものではなくザル(モリ)一辺倒である。

その後仙台での休日は、太くて堅くて黒いもの(田舎ソバのことですが)を求めて山形方面へのドライブが多くなった。

なかでも食べ放題の店は遠慮なく思う存分頂けるから、よく通ったものだ。

冷たい肉ソバにもはまり、そのときによってザル(モリ)かのどちらかを食するようになった。

*田舎ソバ好きの方、仙台でも泉区で食べられる店があること知っていましたか…ちなみに私の気に入りは「実沢館屋敷」にあります。冷たい肉ソバもあります。

「ラーメン」

ずっと好きなものの一つである。

ソバとは違い限りなく細いのがよく醤油ベースのあっさり系を好んでいる。

食べ方にもこだわりがあり、まずは集中的に麺のみを食べ始め、そろそろなくなるあたりに具材(肉類、シナチク等)、そしてスープへと移るのである。

自宅界隈はラーメン激戦区のようですが、ほとんどの店は食べ尽くし、さらに広範に食べ歩いている。

*限りなく細い麺が好きな方、栗生にありますが、遠くは私の出身地である十文字町にも有名な店があります。ちぢれ麺の煮干しだしのあっさり系です…機会があったらご賞味下さい。細麺ではないが、天童の有名なソバ店の鶏中華も絶品です。

「温泉」

私にとってソバに温泉は付きものである。

山形は全市町村に温泉があるようで、日帰り温泉施設も各処にあります。

ソバそしてお風呂に入っての山形休日ドライブが定番でした。(もちろんカミさんも一緒です)

日帰り温泉施設は、ほとんどが300円と格安のうえ、内風呂、露天風呂、そしてサウナがあり、おまけにシャンプーも備え付けられており、私にとってはこの上ない充実した施設であります。

歳をとるにつれて、熱めの湯を好むようになり、生半可な湯温ではなかなか体が温まりにくくなってしまいました。(新陳代謝が悪いんでしょうね)

*熱い湯を好む方、秋保温泉にありますが、河北町谷地にもあります。それから、白濁した湯に浸ってみたい方、大江町左沢にあります。

現在、単身で「ソバと温泉」のお膝元山形におりますが、週末は仙台帰りしていますので、時折近場での「ソバorラーメンと温泉」ドライブを楽しむ程度になってしまいました………。

(記:栗生and山形在住  柴田 博記)

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