平成21年夏号(vol.14) 

みやぎ会 鳳鳴大滝
鳳鳴大滝
みやぎ会の活動
平成21年ボランティア活動予定

みやぎ会では、東北地方整備局が行っている「ボランティア・サポート・プログラム」の認定を受け、国道48号の清掃活動を行っています。

ボランティア風景 ボランティア風景

近頃静かなり

春休みがいつまでも続いているかのように国見ヶ丘界隈は、静けさが街を漂っています。はて、何が違うのかと思ったら、あの「仙台女子商」の生徒の姿が消えたのです。

冬でも、あの短いスカートの制服で、わいわいとにぎやかだった女子生徒の登下校の姿から、小学生をやっと出たばかりの、制服が少々大きく見える子供たちの姿が目につく程度の少人数に変わったのです。

あの女子商は、男子の仙商と共学になり、女子商の後には、仙台で初めての中高一貫校「仙台市立仙台青陵中等教育学校」が発足したのです。H21年度は、その最初ですので、前期課程1年生(中学1年生に相当)と、後期課程4年生(高校1年生に相当)をそれぞれ140人募集したとのことです。35人クラスということですので、中学一年生4クラスと高校一年生4クラスだけの出発です。

毎年1年生と4年生を募集するので、3年経たないと全課程の生徒が揃わないことになります。募集要項を見てみますと、男女別の定員はないのですね。性別にかかわらず140人ということだそうです。

今は静かになったこの界隈も、あと3年もすると元に戻ってしまうのでしょうか。

なにやら高専の再編もあるようで、愛子の電波高専と名取の高専が一緒になるとかの話しも聞こえています。旧宮城町の環境は、まだまだ変化の様相を湛えています。

(記:田尻 勉)  

会員の広場

前回から『会員の広場』と言うコーナーを設けましたので、会員のあなた様の”常々思っていること”、”あなたの周りのあんな事、こんな事”等掲載をしていきたいと思いますので、是非ご愛読よろしくお願いします。

思 い つ く ま ま

昴、チャンピオンの作詞歌手の谷村新司による左沢線・仙山線を旅する番組が放映された。その中で、作並駅、熊ヶ根鉄橋も写し出され、見慣れた風景であるにもかかわらず、テレビで見るとまた違った趣で味わいがありました。

ご存じのとおり、仙山線は交流電化発祥の路線であるとともに、県都である仙台市と山形市間を結んでおり、かつ他の市町村を通ることなく直接結ぶ全国でも類をみない線路です。

さらに、 全長約60km足らずの中に、大都市、鉄橋、トンネル、田園、山岳の風景が揃っており、鉄道マニアから鉄道の箱庭との評価をうけています。

(増発して)

愛子行23時58分、21時30分が最終の頃と比べなんと便利となったことか、また、東照宮、北山、福祉大前、国見、葛岡の各駅も贈設され乗降客も増加し、一時乗客数増加率全国一のときもありました。

さらなる発着本数の増加を期待しているが、単線ゆえ限界らしい。

複線化は望めないまでも仙台駅、東照宮駅間にすれ違い可能な施設があれば、もう少し増発が可能とも言われています。

(遅れはいや)

どうしても田舎の路線とのイメージが強い。 単線でもあるし、雪、風・・・、ポイント、信号等の故障等はやむを得ないが、原因がはっきりしない遅れが多い性だと思います。

遅れのアナウンスも、「遅れている上りの到着を待って・・・」、たぶん(上りは)「遅れている下りの・・・」との放送が流れているのでは。

落ち葉による車輪の空転で止まる珍事も仙山線の特有なものとしてお馴染みです。

たしか、北山〜葛岡区間でした。突然奇数車両(モーター搭載車)に移動させられました。車内には「車輪の空転を防ぐため、駆動輪に加重したいので・・・」との放送がありました。

その時は、幸いに無事通過しました。 山岳地帯で起こると思っていたのに意外でした。

意外といえば、車両故障による遅れは殆どない聞かない。

JRは乗客増加に配慮し新型車両を優先的に配備していると言ってます。

(一般国道48号関山トンネルが開通した頃)

昭和40年代の昔の事です。

あの頃の車両は、電気機関車が牽引するタイプで、アニメの「銀河鉄道999」に出てくる車両そのもので床も椅子も木製で旅情あふれるものでした、天井には扇風機がついていました。

それでも、夏の暑い日には窓を開け自然風で涼むのが一般的でしたが。

一眠りしようとしても、発車の度に連結器の衝撃で、ままならなかった。急勾配によるものと思いこんでいたが、ずーっと後になり機関手の訓練区間で新米運転手が運転しているからと教えられました。

タブレットによるポイントの交換も行われていました。作並駅には、今も螺旋状のタブレットを受け取る支柱が残っています。それから、駅弁売りもいました。

(デスカバージャパンの標語)

当時は、各駅とも駅員が常駐しており、各駅が競ってホームを草花とかで綺麗に飾られていました。 一寸した庭園風なものや独創的なものもありました。

忘れもしない、H6年の9月末日濁流により奥新川と面白山トンネル間の路盤が100mにわたり流され不通となりました。

その後、仙台駅から山形駅間をバスによる代替え輸送で通勤することとなり、5時起きで辛かった。

当初の見通しは翌年の5月連休までにと聞いて愕然となったが、3月までとなり、結局12月から開通となった。24時間昼夜突貫工事によるお陰であり、感謝感激でした。

待ちに待った開通一番列車、復旧工事規模に驚き、工事関係者全員が整列し敬礼にて通過を見送っていただいた。昨夜も最終確認点検に追われただろうに全く頭が下がる思いでありました。

今は、ほとんど気づかずに通過してしまう。

(記:荒井 隆男)  

トピックス

微生物資材EMとの出合い 〜環境改善に役立つ微生物資材〜

13年ほど前ある新聞で(A中央紙)【家庭用の生ゴミが10日程で土に還る】という記事を見つけたカーチャンが「父さんこんな良いことが有るんだって!!」と私に教えてくれました、これが微生物資材EMとの出合いでした。

さっそくEMボカシなるものを取り寄せて、生ゴミを発酵処理し庭に埋めて様子を見ました。しかし、1ヶ月経っても変化がありません「これはインチキかな?」と思って興味をもって何度か見ていたところ気温の上昇とともに判別がつかない程に分解されてゆくのです。(真冬で気温が低かったので菌が動かなかったのでしょう)

この事がきっかけで、ネコの額程の我が家での無農薬、無化学肥料の野菜作りが始まりました。

そしたら、その年の夏にビックリする事が起こりました。ピ−マン苗2本から大量の実が採れたのです、ピ−マンを主食にする訳にもゆかないので職場やご近所におすそ分けをしました。

これで変な自信を深めた??私は、知ってる人、知ってる人にEMを勧めることから職場では、EM出張所長などと呼ばれようになった様です。

【 EMとは、Effective Micro Organsmsの頭文字をとった造語】で、働きの異なる 84種類の微生物を複合培養したもので、これが土の中で増殖すると抗酸化物を生成するため、土中の空気や水が浄化され蘇生的に変化し、農薬や化学肥料で弱った土が生き返ります。

現在、社会問題となっているゴミの問題、このゴミの中でも大きな割合を占める生ゴミを堆肥にして、『健康な作物を育て、それを食べて出たゴミを又土に還す』理想的なゴミの処理方法です!!

現在は、環境がキーワード≠アのまま環境破壊や温暖化が進むと私達の孫の時代には、―レイチイル・カ−ソン―の「沈黙の春」が現実のものとなることは、確実です。総合的な施策を、本気になって即実行しなければならないのに、小手先だけのことしか出来ない現実に多くの学者からは、「もう遅い! もう遅いヨ!」の声が聞こえてきます。(10年前の話です)

私達の行っていた【道路づくり】でも『森林を伐採したらその半分でも緑にして還す努力をすべきではないか?』『環境を柱にした大胆な考え方の転換が必要ではないか?』『経済だけでなく環境に対する指標をもっと大きくするべきではないか?』などと馬鹿なことを考える様になったのも、微生物資材と係わりいろんな事を知るようになったからだと思っています。「もう遅い」と諦めるのではなく、どうしたらいいのか!自分にはなにが出来るのかを考え、そしてその1つでもやってみることが大切だと思います。

EMは農業だけでなく環境、医療等様々な分野でも使用され、瀬戸内海地域のへドロ除去では大きな成果をあげているようです。

そんなことでEMにかぎらず微生物は、環境改善の大きな一助になるものは間違いないと確信しています。

現役の時は鳴瀬出張所で堤防から発生する刈草をEMを使用して堆肥化したり、古川国道維持出張所時代には、道路法面から発生する樹木をチップ化してそれをキノコ菌を使い堆肥を作り、イベント等で配布しました(処理費が安い、匂いが無い、堆肥としてのエネルギ−が高い)“今まで最終処分場に運んでた草や樹木を地域の人々に喜んで利用してもらう”この事は、地域づくりでもあり、環境対策の小さな一歩であると思います。

そんな事で『みやぎ台』に家を建ててからは生ゴミをごみ置き場に出した記憶がありません。皆さんも是非やってみては如何ですか?仙台市では、処理バケツ1個につき3,000円の補助が出るので個人の持ち出しはありませんよ!!又EMを自宅で培養しています欲しい方は連絡して下さい。(10年前の所内報の原稿を元に一部手直しをしました)

(記:浪岡 亮)  

ザ・リフォーム

築25年、棟梁大工に造って貰った我が家であるが、屋根のカラートタンが錆びて赤い鉄粉が浮いてきている。半年前に雨漏りらしき水漏れがあり棟梁に見て貰ったとき、今度雨漏りする様でしたら 屋根は葺き替えたほうが良いと言われていた。時期到来で決断の時と判断し 棟梁に相談したら外壁も取り替えたほうが良いとのこと 今までのサイデングタイプだと後2〜3年でペンキ塗り替えになる。取替えを進められた。今流行っている外壁は石膏ボードタイプで石積み模様で中々シャレている。屋根と一緒に取り替える事にした。また、今まで畳敷きの和室として使っていた寝室を洋間にしてベッドにすることにした。風呂も進められた 今までの風呂はタイル張りの中々シックで気に入っていたが、夏にはタイル目地に黴が付き掃除が大変でした。今はユニットタイプのエフアールピーの密閉度の良い掃除がし易く バリヤフリーで廊下との段差も無く 風呂の中の要所々々に手摺が付いてる最新のものでした。廊下の床も撓んで来ているので取り替え時期である。2階の部屋の鶯壁も少しひびが入っており塗りなおしと細々こまごまと出てきた。この際であるから全部やる事にしました。

現代の大工さんの仕事は化粧版の寸法を計り、ノコギリでカットするノコギリもモータ付の丸ノコである。又、板の打ち付け(昔は釘止め)は下板は木ネジ止めでウイン ウインと電動工具で見る間に止まる。表板はボンドで完全に貼り付ける。化粧紙を張る下板ボードはタッカー止めである。鶯壁の材料は袋に配合されたもので水を加えれば直ぐ使える化学性の強いものであった。壁は流石に職人の昔風の鏝仕上げであった。

屋根、外壁、風呂、廊下、洋間、洗面台と完璧なリフォームで快適な我が家と成ったが、大工さんの仕事を見ていると職人は居なくなるのではないかと思われました。昔の大工ノコ、鉋、金鎚、鑿は使わなくても家はできるようになった。風呂もユニット式でメーカの専門工と補助工2人で1日で組み上がったみたいである。逆に古いタイル張りの取壊しに3日も掛かっていました。新しい風呂は保温も良く掃除もし易くリフォームの価値を存分に味わっています。

(記:盟首一酔)  

みやぎ会観桜会の報告

恒例の観桜会は、4月18日に今年もいつものところでいつものように開催されました。

結局、昨年からは一人減で、年々歳々微減の傾向です。目先を変えてみたいのですが、思い切って平日に仙台駅前辺りでどうでしょうか。来年は、やってみようかな。

(記:花見幹事 田尻)  

原稿募集のお知らせ

編集委員会では、会員の皆様からの原稿を募集しています。

おもしろい話、地域の出来事等、何でも結構ですのでドシドシ、お寄せ下さい。まってまーーーす。

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担当:及川 公一郎