平成28年冬号(vol.40)

みやぎ会 鳳鳴大滝
鳳鳴大滝
みやぎ会の活動
平成27年ボランティア活動報告

みやぎ会では、東北地方整備局が行っている「ボランティア・サポート・プログラム」の認定を受け、国道48号の清掃活動を行っています。

活動は4〜11月の第4土曜日で、平成27年の活動は下記の日程で宮城総合支所駐車場に集合し、午前6時半から約1時間程度の作業を行いました。

(リンク先に実施した活動報告を掲載しています。)

ボランティア風景 
ボランティア風景
みやぎ会発刊10周年に想う

菅原 政一


みやぎ会の活動について(社)東北建設協会(現(一社)東北地域づくり協会)のホームページ、会員の地域活動欄に掲載することになり、平成18年春号を創刊以来、クオータリーとして間断なく発刊して参りましたが、今回で10年、通巻40号を数えることになりました。

この間、及川編集委員長をはじめ編集委員の皆様方が、「見やすい」「親しみやすい」「次号が待ち遠しくなる」を編集方針として、地道に取り組まれた結果であり、心から感謝申し上げたいと思います。

この10年間は、日本にとっても東北地方にとっても、激動の時期でありました。特に東北地方は平成23年3月11日に発生した、東日本大震災という未曾有の大災害に見舞われ、18,000人を超す死者・行方不明者を数え、震災から5年が経とうとしている現在でも、8万人以上が仮設住宅に住んでいると言われております。この震災からの復興が東北地方にとって最大の課題であります。

東北地方整備局においては、被災した基幹施設の災害復旧というレベルは既に終えており、復興という新たなステージに入っております。震災復興のリーディングプロジェクトと言われる、復興道路と復興支援道路が、事業促進PPPという新たな仕組みを取り入れ、事業の進捗を図っているところであります。

平成23年度から始まった「集中復興期」も今年度で終わり、来年度から「復興創生期」と言われる新たな5ヶ年計画がスタートし、復興のなお一層の加速化が図られることになっております。

一方、日本創生会議が、わが国は人口減少社会に突入し、このままでは”地方が消滅する”危機に直面していると警鐘を鳴らしました。特に東北地方においてその傾向が顕著であることから、みちのくの再生をどう図って行くかが、震災復興に加え新たな課題として突きつけられたところであります。公共事業は”ムダ”と、いわれのない批判に悲憤慷慨していた頃が懐かしく思われるほどであります。

東日本大震災から見事に復興を果たすことと合わせ、人口減少問題を乗り越えるために、地方の再生をどう図って行くかと言うことについて、大変難しい問題でありますが、関心を持って、思いを巡らすことも大切なことではないでしょうか?人生経験豊かなベテランの知恵が、今こそ必要とされているような気がいたします。

とは言っても、たまに集まって、酒を酌み交わしながら懐旧談に耽り、あるいは政治のあり方に談論風発し、時の話題に花を咲かせながら、整備局OBとしての絆を深めつつ、親睦を図ることを第一義としておりますので、真正面から議論することはとても骨が折れることではあります。話題の端にでも入れていただくと、もしかして、グットアイデアが生まれるのでは?と、期待しております。

会員の広場

平成21年春号から『会員の広場』と言うコーナーを設けましたので、会員のあなた様の”常々思っていること”、”あなたの周りのあんな事、こんな事”等掲載をしていきたいと思いますので、是非ご愛読よろしくお願いします。

長寿命社会における「健康寿命」について

この頃、新聞、ラジオ、テレビで目につく言葉に「社会資本整備における老朽化対策」があります。職業柄として言えば社会資本整備としては河川、道路、港湾などのインフラを指し、昭和30年代半ばから道路づくりに専念した者としては道路を取り巻く環境に関心があります。

東北地方の幹線道路の整備は未完の路線が多々あり、平成23年3月11日発生の東日本大震災においても一部が活用されたのみで問題点が炙り出されました。今、「命を救う道づくり」として三陸沿岸では鋭意「三陸道路」の建設が進められておりますが、道路は国土(地域)の血管に相当しており繋がっていないと役割が果たせていないことになります。

そのような中で新たな道路行政の展望として道路の老朽化対策が言われ、本格的なメンテナンスに向けて「最後の警告」で始まる「提言」が出されました。インフラの長寿命社会実現を目指して道路行政は背水の陣で臨む覚悟を知ることが出来ます。

道路のメンテナンスと言っても道路の構造により寿命がそれぞれ異なることはお分かりでしょう。例えば、橋梁やトンネルの箇所は寿命が長くメンテナンスのサイクルも長いのですが、手当を怠るとある日突然使用出来なくなります。土を盛った所や切った所が崩れても復旧は短時間で済む場合もあります。

このように道路の構造に対応したメンテナンス計画の策定が必要なのは言うまでもありませんし、主要な構造物が50年を経て平成26年度を「道路メンテナンス元年」と言う場合でも「道路を上手く使い」ながら進めることとなります。勿論、道路の骨格としての役割を忘れて箇所(点)のみに集中したメンテナンス計画は無意味でもありますし、細分化した路線にもそれぞれの地域における血管の役割を持っている訳ですからネットとしての視点も必要です。すなわちインフラの長寿命化においていかに健康なインフラを保つかが大切となるわけでもあります。

前置きが長々となりましたが、これを人間に当てはめてみましょう。

人間の場合、寝ていて自立していなくとも息をして生きていることを「寿命」があるといい、高齢者であれば「長寿命」となります。これに対して自立して健康で生きていることを「健康寿命」といい、10才の違いがあるそうです。皆さんはどちらを望みますか?

60才を迎えたときに「尊厳死に関する代理権授与公正証書」を作りました。これは健康で判断も出来るうちに終末期医療の在り方、すなわち延命をめぐる処置で肉親が悩むことなく決断を促すための証書です。私が、老衰、傷病等により、現在の医学では不治の状態にあり、延命処置(いわゆる植物人間になった場合の生命維持装置を含む)による外生命を維持できないと診断され、その時、私が正常な判断能力を失い、正常な判断力を回復できないと診断された場合は、主治医その他の医療担当者に対し、私に代わって(1)延命処置を一切とらないこと、(2)そのために死期が早められても一切苦情を述べないことなどを記録して嘱託する証書で、嘱託員(本人)と立会人(肉親以外の者)が署名捺印するものです。

先般、男性の寿命が80才を超えたというニュースが報じられました。今、73才になりましたが「尊厳死に関する代理権授与公正証書」には、私以外の署名捺印がありません。親戚の方々にお願いして廻りましたが、このような準備をする人間は長生きするからなどと言って署名をしてくれないため空欄となっている訳です。70才になり再度廻りましたが今だ空欄です。が、「健康寿命」にも不安が生じつつある昨今では三度目の親戚廻りをしなければと考えております。

しかし、それ以上に大切なことは毎日の健康管理です。私の健康管理とは、(1)40分の早朝散歩、(2)月一のゴルフ、(3)月二のパークゴルフ、(4)第三のビール500cc 1本と日本酒コップ一杯の晩酌、(5)狭い屋敷の草取りなどを怠ることのないようにすることです。そして、年数回案内のある「○○会」の飲み会です。「みやぎ会」の「観桜会」、「暑気払い」、「芋煮会」、「総会・忘年会」などは楽しみの一つでもあります。参加メンバーが高齢化し少なくなるのは寂しいのですが、元気な姿に接するのはうれしいものでもありますし、懐かしいお話が沢山聞けることや手拍子でのアカペラの歌では若い頃に戻ることになります。会員の皆様も足を運んでみては如何でしょうか。

社会資本のインフラについては国・県・市町村などが智恵を絞ることでしょうが、「健康寿命」を伸ばす智恵や工夫(老朽化対策)は個人で努力しなければなりません。皆さんが実践しているいろいろな智恵や工夫があると考えますので飲み会などの席でご教授いただければ幸いです。

2015.11.18 (土木の日)

記 佐々木洋治

長距離運転もそろそろ……

整備局を退職してからも、2年ほど前まで宮古での単身生活。月に1〜2回帰るときは、もっぱら車でしたが、一部高速道を利用してみたり、一般道だけであったり。

また、ルートもいろんなコースであったりでしたが、長距離運転はあまり苦にならなかった気がします。

最近での最も長距離の運転はというと、今年(H27)の5月の連休に神奈川県茅ヶ崎市に行ったことでしょうか。

ここは、息子が居る関係上、何回か行っていましたが、最初のときは不安でなりませんでした。

距離が長いのもありますが、「首都高速」を通らざるを得なかったからです。

交通量も関係しますが、通常はジャンクションで左へと分かれていくのですが、右への分かれもあり果たして田舎者が運転できるのかと。

行き先の標識等の地名も疎いものですから、なおさらです。

ナビがありませんから(今もない)最初のときは、「首都高速」等の路線図にマーカーで示して、頭にインプットしようとしましたが所詮無理があります。

助手席の家内にその路線図を見てもらいながら、今「○○」を通過したが、次は左右どちらへ分かれるのか聞きながらの運転でしたから、心労は異常なほどでした。

その後は、少しずつ運転にも余裕が出てきて、右側に見える川は「荒川」か。その先には「スカイツリー」が。羽田空港の下のトンネルを通り、「横浜ベイブリッジ」を渡り、右手に「横浜ランドマークタワー」が見えてきた。

「首都高速」にも当然のことながらパーキングはあるのだが、当初はともかく早く抜けることしか頭になかったから、東北道終点付近のパーキングで用足ししたうえで、いざ「首都高速」へ突入し、パーキングは無視し抜けきるとホットしたものだったが、寄ってみたりもするようになった。

また、行きと帰りのコースも一部変えてみたりと。

だんだん体力や反射神経等が衰えているのは間違いないから、東北以外への長距離運転もそろそろ止めにしようかという思いがあります。

反面、過信かもしれないが、まだ大丈夫かなという思いもあります。

自分自身の判断だけではなく、周りからの意見等も聞き入れ、そのときの自分の体調等を見極めながらでもいいのかなと思っています。

近い遠いにかかわらず、心に余裕を持って安全運転に心がけることが何よりです。


*仙台〜茅ヶ崎 約420q

東北道〜首都高速(川口線〜中央環状線〜湾岸線〜狩場線)〜横浜横須賀道路〜横浜新道〜国道1号

記 柴田 博

トピックス

新年明けましておめでとうございます。

かねてご案内のとおり、当会の総会を昨年の12月26日に開催しましたので報告します。

当日は、カゼ等で2名の方がドタキャンされましたが、実際の出席者は21名でした。

総会後には恒例の忘年会に移行しましたので、大いに盛り上がったところであります。

足をお運びの会員の皆様には心から感謝申しあげます。

それでは総会で確認等された事柄について簡単に報告させていただきます。

1.VSP活動

この活動は国道48号の清掃ボランティアですが、これまでと同様に実施します。

詳細は当「広報みやぎ(HP)」で毎回報じておりますのでご覧下さい。

なお、担当幹事の森山副会長さんは仙台西国道維持出張所管内の「VSP協議会会長」に就任されたとのことであります。

皆さんで大いに盛りあげてまいりましょう。

2.広報みやぎ(HP)

これまで通り年4回の発出が目標です。

その為には原稿が欲しい・・・・と及川編集長

なお、この冬号(今回号)は数えて第40号。10周年というメモリアル。大きな節目をむかえたのであります。

そこで、何かとご苦労の多い編集委員の方々の労をねぎらうという趣旨から下記のとおり「祝賀会」をセットすることにしました。

みなさんフルッテご参加下さい。

『広報みやぎ第40号発行記念祝賀会(仮)』

 ・日時:1月30日(土)16時から

 ・場所:平成27年度総会開催場所と同一場所

3.観桜会・暑気払い・芋煮会

これまで通り実施します。

担当幹事さんはよろしく・・・・。

4.その他

役員改選・規約改正等はございません。

ただ、ある会員の方から次のような一文が寄せられております。

「脱会者が多く若者が入ってこない、従って当会は先細りだ。だったら皆が少しでも元気なうちに『閉会』にすべきではないか」・・・・と。

確かにこの2年間での連絡不要者(脱会)は9名と多く、このままではジリ貧であることは間違いございません。

しかし、いまだ会員数は31名ですし、「解散」との結論づけは早計かなと思ったりしております。

しかし、この問題は極めて大切な問題でございますので、機会をみて話し合いの場を設けたいと思っております。


以上、簡単ではございますが総会の報告とさせていただきました。

会員の皆様方のご多幸を願ってやみません。

今年もご協力のほどよろしくお願いいたします。

(幹事長 中村 多喜夫)

原稿募集のお知らせ

編集委員会では、会員の皆様からの原稿を募集しています。

おもしろい話、地域の出来事等、ドシドシ、お寄せ下さい。まってまーーーす。

【問い合わせ先】  

担当:及川 公一郎