平成26年冬号(vol.32)

みやぎ会 鳳鳴大滝
鳳鳴大滝
みやぎ会の活動
平成25年ボランティア活動報告

みやぎ会では、東北地方整備局が行っている「ボランティア・サポート・プログラム」の認定を受け、国道48号の清掃活動を行っています。

活動は4〜9月の第4土曜日で、平成25年の活動日は下記のとおりです。当日は宮城総合支所駐車場に集合し、午前6時半から約1時間程度の作業を行いました。また、今年は試行的に10月と11月にも活動しました。

ボランティア風景 
ボランティア風景
新年のご挨拶

高橋 林平


皆様にはそれぞれの思いはおありでしょうが、昨年の私にとっての関心は、再生自民党による新政権が掲げる経済政策であり、2020年開催の東京オリンピックであり、東北楽天が日本一になったことでしょうか。

あらためて明けましておめでとうございます。

経済については、かなりの成果を上げつつあるやに報道されており、なによりも円安と株価の上昇がそれを如実に表していると思われてなりません。

しかし、これらアベノミクスによる高い経済成長には、影の部分もあるようであります復興に伴う公共事業で潤う建設業には仕事があふれ、工事を受注しても消化できる下請けがいないなど、人手不足が深刻のようであります。

また、一般庶民には、景気が良くなったという実感がないとの声を受け、政府は賃上げを国民運動として盛り上げることに躍起と報道されております。

これから東京集中のオリンピック関連工事が始まりますが、復興をなによりも優先に願いたいものです。

50年前の昭和39年(1964年)東京オリンピックの時は計画局建設業課に勤務しておりましたが、オリンピック開催に伴う公共事業等の受注のため、建設業者の数が急増していた時期であり、当時建設業者は登録制度でしたが、これを許可制度に改正すべき仕事とあいまって多忙を極めていたことを思い出しております。

当時は土曜日は半日勤務でしたが、土曜日であっても1日どころか超過勤務手当をもらえない残業を余儀なくされており、日曜日には疲れ切って家族サービスひとつできない状態でした。

再度のオリンピック開催が話題になるたびに、家内から国立競技場には一度も家族を連れて行ってくれなかったと、ぼやかれております。

当時、江戸川区の平井の官舎に住んでおりましたので、平井駅から総武線で代々木まで30分ぐらいで行けたのに私にとってはオリンピックどころではなかったのです。

2020年の東京オリンピックには、88才の米寿を数えますがせめて東京まで行けなくても、脳をクリーンな状態で元気にテレビ観戦が出来るようにと、体力をつけるべく、ウォーキングに努める毎日であります。

先日は現在の体力がどの程度のものかと、山寺の奥の院参りを思い付き、一人では心もとないので倅の嫁が同行を申し出てくれたのを幸いと、山寺参りに挑戦してきました。

当日は平日にもかかわらず、かなりの山寺参りの観光客が多く、途中セミ塚あたりで、テレビでよく見かけるキャスターの徳光さんが多勢のカメラマンを従えて下山してくるのに出会いました。

徳光さんに出会うまでは、奥の院までは無理だからせめて見晴らしの良い、五大堂まではなんとか頑張ろうと思っていたのですが、徳光さんはたしか脳梗塞を患ったことがあるはずだと思いだし、大病を患った人でさえ登ってきたのにと、嫁にも励まされ、なんとか頂上までお参りをしてきました。帰りは膝ががくがくと笑う状態でした。

高齢化社会の密度は年々厚くなっており、社会保障費の増大を言われるたびに、なんとなく肩身の狭い思いもありますので、後期高齢者の医療費や介護保険の増につながらないよう、出来るだけ健康で、完結は生者必滅の自然の法則に則り、ピンピンコロリと彼岸の地に旅立ちたいものだと昨今は考えるようになりました。

新年の挨拶という原稿依頼にもかかわらず、ふさわしい挨拶にはなりえませんでしたがご容赦をいただきたいと思います。

みやぎ会の行事には、今後ともお世話になりますのでよろしくお願いいたします。

会員の広場

平成21年春号から『会員の広場』と言うコーナーを設けましたので、会員のあなた様の”常々思っていること”、”あなたの周りのあんな事、こんな事”等掲載をしていきたいと思いますので、是非ご愛読よろしくお願いします。

幹事長になって

挨拶が遅れましたが、幹事長の中村です。

何故私が幹事長をしなければならないのか分かりませんが、無理をしない程度にやってみたいと思っておりますので宜しく。

それにしても当会の活動のすごさにはビックリしています。

国道48号の清掃は年に5〜6回やっているのだそうですが、それもつい最近というのでは無くて、何年も前から継続してやっているのだそうですから驚きです。

またホームページまで立ち上げ、年に4回も情報発信しているとか。

やることはいいとしても、ネタがよく続くなと感心しました。

そして、懇親の場もしっかりと確保しているのですから恐れ入った次第です。

こんなに活発に活動しているOB会は見たことも聞いたこともないですが、中村が幹事長をやったらダメになったでは困りますので、せいぜい頑張ります。

しかし、年々会員数は減少しておりますし、協会や建友会もさびしくなってきておりますので、決して無理することなくお付き合い願えればと思っております。

私たちみたいな“お年寄り”が元気で暮らすためには、”キョウヨウ””キョウイク”ということが極めて大切とか。

今日用事がある、今日行くところがあるということが大切なのだそうです。

皆さん無理なさらないで、気軽にたまにはお付き合いください。

(平成25年12月  中村 多喜夫)


子の想いと親の想い

みやぎ会の花見・芋煮会・総会・忘年会の諸行事では、カラオケ装置が無くなり少し物足りない方、寂しい方も居られることでしょうが、お店が用意した「歌詞集」により昔懐かしい手拍子で民謡・歌謡曲がアカペラで聞くことができ、新しい発見の楽しい夕べとなっています。話題も多くなり建設省勤務当時の貴重な?思い出話で更に盛り上がり、孫・旅・趣味・病気の近況報告で元気を貰ったり、しんみりとなったりと様々な宴会となっています。

お互い年を重ねて来ましたので、子供達も独立し一段落し、2人だけの生活を迎えている方がほとんどですから、子供達を思ったり離れたふるさとに思いを寄せると「帰ろうかな」、「帰ってこいよ」などの唄が身につまされる昨今ではないでしょうか。そんな時、親の気持ちを唄った島津亜矢の「帰らんちゃよか」(作詞:永六輔  作曲:中村八大)に出会いました。九州弁の歌詞ですが、東北で気持ちを込めると「帰(け)ぇんねくて ええがら」となりました。一方、子の気持ちは「帰ろかな」が「帰(け)っぺかなぁ」となりました。

私は、その昔伊達藩といわれた地方の岩手県南に育ちましたが、今住んでいるところの「仙台弁」とも違います。そこで勝手に「宮城県北方面バージョン」として作ってみました。ちなみに団地に住んでいる宮城県北生まれの方に見せたら「こんなに訛ってね〜」と一蹴されたものです。

東北と言えば方言が沢山あります。有名で難解な「津軽弁」、「秋田弁」、おっとりしている「庄内弁」、ならぬものはならぬの「会津弁」などなど・・・・・。方言はその昔、他国の間者を見分けるために大切にされたとか・・・様々な背景があるようですが、この「宮城県北方面バージョン」は私の気持ちを唄ったものですので、多少の訛り違いはご勘弁を願います。なお、会員それぞれの方言で作られご披露して頂く事も楽しみです。よろしく。


1.子の気持ち

帰(け)ぇぺがなぁ
  • わびすくってぇ 話(かだる)んじゃねぇがぁ
  • 帰(け)っぺがなぁ 帰(け)っぺがなぁ
  • くぬのおっかぁ たよりじゃ達者(たっしゃぁ)
  • んだけど気になる  やっぱすおやご
  • 帰(け)っぺがなぁ  帰(け)ぇるの やめっぺがなぁ
  • せずねぇくてぇ 話(かだる)んじゃねぇがぁ
  • 帰(け)っぺがなぁ 帰(け)っぺがなぁ
  • 村の娘(むすめ)っこ  かぞえでずうく
  • すこす気になる  ほれでいだんだべがぁ
  • 帰(け)っぺがなぁ  帰(け)ぇるの やめっぺがなぁ
  • うれすくってぇ 話(かだる)んじゃねぇがぁ
  • 帰(け)っぺがなぁ 帰(け)っぺがなぁ
  • 何とかなるような 東京ぐらす
  • 嫁も貰ったす  おっかぁ ひとあんすん
  • 帰(け)っぺがなぁ  むげぇにいぐべがなぁ

2.親の気持ち

帰(け)ぇんねくて  ええがら
  • そりゃ たまにゃ  俺(おれ)だずも
  • わびすい夜を 過ごすこども  あっけども
  • 二人だげの  暮らすも長ぐなってぇ
  • これが あだりめぇだど  思ってる
  • めんこい孫がでぎだど 耳にすっけども  もう慣れだっちゃ
  • ぜいだく言ったら  きりがねぇ
  • 達者でいるだげで  良(え)がったと 思わねばぁ
  • それで なじょした  うまぐいってるがぁ
  • 自分(ずぶん)のやりてぇごと  少(すこ)すは やってるがぁ
  • 心配(すんぺぇ) すんな  すんぺぇ すなくてえぇ
  • まんず二人で  ばが〜やりながら 暮らすているがらぁ
  • 帰(け)ぇんねくて えぇがら  けぇんねくて えぇがらぁ
  • 母ちゃんも おめえのごど  わがっているがらぁ
  • そりゃ たまにゃ  帰(け)ぇてきたり
  • 忘れだごろに 電話もらったどぎは  たまらねぇ
  • それにすても  この頃(ごろ) やさすぐなったなぁ
  • なんだか弱気になってんじゃ   ねのがぁ
  • 田舎があるがら  だめだら戻れるがらぁ
  • 逃げ道に すてるんだったら  情(なさげ)ねなぁ
  • 親のためだどがぁ  年(とす)のせいだどがぁ
  • そすたらごとに  かんずげんなよ
  • うんだどもしゃ   都会(まづ)は楽(たの)すいがぁ
  • 今頃(いまごろ) くやんで  いるんでねべなぁ
  • 心配(すんぺぇ) すんな  すんぺぇ すなくてえぇ
  • 父ちゃんだずは  二人でなんとか やってげっからよ
  • 帰(け)ぇんねくて えぇがらぁ  けぇんねくて えぇがらぁ
  • 今度リンゴどっさり  送(おぐ)っからよ
  • 心配(すんぺぇ) すんな  すんぺぇ すなくてえぇ
  • 親のために  おめぇの生きがだ かえなくてえぇ
  • どうせおれだず  先に逝(い)ぐんだがらよ
  • おめぇの思ったように  生(い)ぎだらえぇ
  • うんだばぁ  まんず  たっしゃでなぁ

(記  佐々木 洋治)

「自分にご褒美を」

先日 良い話を聞いたので照会したいと思います。

自分にゴホウビをと、最近のテレビ コマーシャルでもやっています。たしか缶コーヒの宣伝です。

また、マラソンの有森裕子選手がアトランタオリンピックで銅メダル入賞時のインタビューで「メダルの色は銅かもしれませんけど、・・・おわってからなんでもっと頑張れなかったと思うレースはしたくなかったし・・・今回はそう思ってない初めて自分を自分でほめたいと思います。」と各マスコミも書きたて国民に感動与えた「自分で自分をほめたい」この言葉は詩人でフォーク歌手高石ともやのCD「自分をほめてやろう」があります。

さて今回の話題は当社の支店長の話題です。出張中の秋田市内の某 飲み屋での会話の一こまです。観光地の名物の秋田「きりたんぽ」は高すぎるスープの作り方から見ればラーメン感覚であるから麺ときりたんぽの価格差で良いのではないかなどと話しているうち 先日○○協会の東北地区総会がありその会の幹事担当会社となり ここ1ヶ月程準備に追われ無事終了したとのことで 終わってから仙台駅で無事総会がおわったことを記念して「自分にごほうび」として 駅で一番高い牛タン弁当を食べたという話であった。自分で自分をほめたことのない私にとってはいい話だなあと感動さえ覚えました。

みやぎ会の原稿に繋がる話とは違うと思いますが、東日本大震災、ことしの台風18号等被災地の報道などを見聞きすると災害の無いみやぎ地区は自然豊かで良いところと感じ「自分のところを自分でほめたいとおもいます。」また、みやぎ地区内には縄文遺跡の埋没ヶ所も数多く有り古代から住居があり、遠々と人類の歴史が繋がっていると思われます。

(記  名手 一酔)

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