平成23年春号(vol.21)

みやぎ会 鳳鳴大滝
鳳鳴大滝
みやぎ会の活動
平成23年ボランティア活動予定

みやぎ会では、東北地方整備局が行っている「ボランティア・サポート・プログラム」の認定を受け、国道48号の清掃活動を行っています。

活動は4〜9月の第4土曜日で、今年の活動日は下記のとおりです。当日は宮城総合支所駐車場に集合し、午前6時半から約1時間程度の作業を行います。

なお、8月は「ルート48クリーン運動」に参加しますが、実施日は未定です。

  • 平成23年 4月 23日(土)
  • 平成23年 5月 28日(土)
  • 平成23年 6月 25日(土)
  • 平成23年 7月 23日(土)
  • 平成23年 8月
  • 平成23年 9月 24日(土)
ボランティア風景 ボランティア風景

会員の広場

平成21年春号から『会員の広場』と言うコーナーを設けましたので、会員のあなた様の”常々思っていること”、”あなたの周りのあんな事、こんな事”等掲載をしていきたいと思いますので、是非ご愛読よろしくお願いします。

不思議な日本語

日本語の読み、どうしてこうなのか等、疑問や理解しにくいことがいろいろと頭を横切っています。

先ず「日本」の国の呼び名です。テレビで聞いていても「ニッポン」や「ニホン」の二通り、日常会話では「ニホン」が多いように思います。スポーツの国際大会ではサポーターの応援は「・・・・ニッポン」「・・・・ニッポン!」です。この疑問を広辞苑で見ると「日本」を”古来ニッポン・ニホンと両様に読まれる、ニッポンの方が古い”いずれの読みでも良いという事のようです。

東京の日本橋は「ニホンバシ」、大阪にある日本橋は「ニッポンバシ」、日本画や日本酒は「ニホン・・・」です。

どうして一つの読みにしなかったのか不思議です。

「1ケ」と言う言葉があります、これを書いているとおりに読むと「いっけ」である、ところがこれは「いっこ」と読んでいます、スーパー等で「〇〇 1ケ 100円」は「〇〇 1こ 100円」と読み、店の人も買い物をする人も同じ読みをしています。

どうして「ケ」なのに「こ」と読むのでしょうか?、広辞苑では「こ」は「個」または「箇」と表記され、ひとつの物、多くの中のひとつ等で物を数える語と書かれています。

では何故「1ケ」が「いっこ」なのか?、いろいろ調べてみると、次のようないきさつのようです。

「ケ」は本当はカタカナの「ケ」ではなく「箇」という漢字を略したもので「箇」は”竹と固”の組み合わせから出来ていて、もともとは竹を数える言葉であったが、それが日常のいろいろな物を数える言葉に用いられるようになったようです。

そうなると「箇」と書くのは面倒なので、略して「ケ」と書くようになったそうです、「箇」は 「コ」あるいは「カ」と音読みします、だから「1ケ」は「いっこ」と読むようになったそうです。

また「個」は「箇」の俗子だそうです。また「1ヶ所」を「カ」と読むのも同じ理屈のようです。不思議な日本語の表示ですが、いろいろと経緯があったのですね。

居酒屋などでお酒を注文すると「お銚子○本!」と店員がカウンターに声をかけます、運ばれてきたお酒は「徳利」です、「お銚子」と店員がカウンターに声をかけたのに何故「徳利」になるのでしょうか?、広辞苑でも異なる容器の説明です「銚子」は酒を盃に注ぎうつすのに用いる器で、柄を長くした物、木製または金属製で多くは婚礼用。両口、片口の二種があります。「徳利」は陶器、金属製もしくはガラス製の細く高く、口のすぼんだ器。徳利の呼び名については、酒をつぐときにトクトクと音がするから、この名が付いたとも言われています。

テレビで見る時代劇での酒器の使用状況は、殿様や上流階級では「銚子」で飲食、一般武士や町人が利用している居酒屋では、「徳利」での利用情景が見られます。

いずれにしても「銚子」で注文して「徳利」で受けるはっきりとした理由は不明です。

容器よりも美味しいお酒が第一で、容器はどうでもよいのかも知れません。

今夜も”かんぱい!”  

(記  松橋 久助)


トピックス

旧宮城町内にある名水・湧水について

平成21年春号(vol.13)に掲載された青下貯水池の取材のため現地を訪ねた時、青下第二ダムから第三ダムに行く途中、道路脇に湧出している清水のことを書きましたが、この他に旧宮城町内にどの位あるのか調べてみると、前述のものも含めて8箇所あると言うことが判りました。そこで2月下旬の日曜日天気も良かったので現地を訪ねて見ました。

観音清水

国道48号線を仙台方面から作並方面に行き、熊ヶ根橋を渡ったところの交差点を右折し、約700m進んだところの大手門入り口バス停を左折し、水道記念館を過ぎて約700m行ったところの道路左側の側溝にパイプを通して出ていました。傍らに「観音清水」の銘板がブロック積みの中に埋め込まれていました。

ペットボトルに汲んでいる人もいましたので飲料は可です。

長命水(定義)

大倉ダムを通り、上流に約7.5km行ったところに、霊験あらたかな仏様として多くの人々の信仰を集める、かの有名な定義如来西方寺がありますが山門をくぐったその奥に旧本堂の貞能堂があり、その裏手天皇塚に登るところに長命水がありました。ここでも容器に水を汲んでる人がいました。

赤い橋の向こう側に長命水があります。裏手は鬱蒼とした杉と竹の林でした。

大倉ダム堤体左岸側の清水

定義山の帰り道(日曜、祭日は一方通行)大倉ダム左岸側を来ると、堤体の近くに落石防護の洞門がありますが、その出口付近左側に流出していました。擁壁にあるパイプから流出し、円筒形の缶に落ち、そこから排水枡に流れていました。本当にこれかなと思い堤体左岸下流側も見てみましたが、急傾斜で法面がありこの他に流出しているところは見つかりませんでした。ダム管理所に寄り湧水のことを聞いてみましたが判りませんと言うことでした。飲用に適するかどうかは判りません。

作並川崎の清水

ニッカ工場東側で国道48号にあるバス停「作並川崎」から50m位仙台寄りに広瀬川に降りてゆく側道から古びた階段を下りてゆくと広瀬川の左岸側にありました。

付近は岩盤が広がりぬれて滑りやすくなっており、その岩盤に50〜60cm角で深さ50cm位に彫り込み、地表にしみ出してくる水をパイプの代わりに笹の葉を敷きそれを石ころで押さえて水を引いてました。

長命水(奥新川)

国道48号線から林道を4km程行ったところにありました。

林道入り口には、「通行許可を取ること、許可無く通行した場合、事故があっても当局に一切責任はない」と言う趣旨の注意看板があり、一瞬躊躇しましたが天気も良いことだし行ってみることにしました。未舗装路で雪解け水が路面を流れる中慎重に車を進めましたが、日陰には路面に雪が残り深い轍になっていました。また、急斜面箇所では路面にこぶし大から20〜30cm大の落石が転がっていました。

20分も走ったでしょうか、手前のトンネルをくぐり抜けやっと長命水にたどり着きました。

長命水はチョロチョロと流れ、水量が少ないようで周りは静まり返っていましたが、この時期水を汲みに来る人はいるのでしょうか。

数年前の台風で湧出箇所が土砂で埋没してしまい、やっと復旧させたが個人の力には限界があり、施設を守るため長命会へ入会のお願いの看板も設置されていました。

長命水手前の湧水

長命水に行く途中、2箇所湧水箇所があると言うことでしたので注意して探しながら行きましたが、見つけたのは写真の2箇所でした。

No.1の場所は、岩の隙間から流出しており、流出量が少ないのかご覧のように氷ついていました。飲用に適しているかは不明です。

No.2の場所は、上の方から流れ落ちてきているようで、「雪どけ時又は大雨による増水の時だけ一時的に流れ出るもので不純物や大腸菌が混入しておりますので飲料は不可です。」の看板が設置されておりました。

岩清水

情報によると奥新川ハイキングコースで仙山線面白山トンネル作並側入口付近にあると言われてますが、今回は行くことが出来ませんでした。

予期せぬ出会い

奥新川から帰る途中、日当たりの良い斜面でのんびり草の根等を掘り出して昼食を取っている猿の一家に出会いました。

帰り道、落石を心配しながらも慎重に運転してきましたが、国道48号線に無事着いた時は”ほっと”一安心しました。


(記  及川 公一郎)


がんばろう!東北

平成23年3月11日14時46分に発生した、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」で被災された方々に対し、心からお見舞い申し上げます。

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